緊急時の荒療治

 次の日に大事な約束があったり出かける用事がある時にニキビが出来てしまったら……小さなニキビならメイクで隠せるけど、大きな赤いニキビや膿んでしまったニキビは隠しても目立ってしまいますよね。

  そんな時の応急処置として使いたいのが、ニキビの芯取りです。

  本来、芯取りは大きくなっていないコメドの状態に行うもので、ニキビになったものを潰したり触ったりするのは悪化する原因になるので避けたいことなのですが、ニキビ自体を早く治したいのなら芯を取り出すのが一番早い処置方法です。

 ただ、芯取りを行うと肌を傷つけるというデメリットもあります。肌が傷つくとそこにメラニンが発生しやすくいわゆる「ニキビ跡」というものを作ってしまいます。また、大きなニキビを無理に押し出すと毛穴が押し広げられ肌に「クレーター」と呼ばれるへこみが出来てしまうこともあります。

  肌質によって跡に残りやすい方とそうでない方もいると思うので、全ての方にお勧めできる処置ではないと思います。それでもやはり「今すぐこのニキビをなんとかしたい!」そういう場合にだけ活用されてみてください。

・芯の取り方・

 清潔な麺棒を3本、消毒液、熱めの蒸しタオル、ニキビ用の薬用ローション、ニキビ用の軟膏または治療薬を用意します。

  この処置を行うのは、お風呂上りやスキンケア後などの肌が柔らかい時がベストです。乾燥肌などで肌が硬くなりがちな方はローションパックなどをして肌を柔らかくしてあげると芯が取りやすいと思います。また、処置後すぐにメイクをするのは避けてください。毛穴に汚れが入るとトラブルの元になります。

 麺棒2本でニキビを挟み、周りを押して芯を出します。芯はすぐに飛び出してきますが、出にくい場合は処置を諦めてください。無理に押し出そうとしても皮膚が厚かったり硬かったりすると、どうしても出ない場合があります。

  芯が出たらすぐに拭き取り、残りの麺棒を消毒液で浸して雑菌が入らないようニキビを消毒します。その後すぐに蒸しタオルを当ててしばらく置きます。熱めのタオルを当てることによって肌の陥没をなるべく防ぎます。

  温めた後は薬用ローションでコットンパックをして毛穴を引き締めてあげます。そして最後にニキビ用の軟膏を塗って保護、そして治療してあげます。

 また、芯取りには適しているニキビと適していないニキビがあります。

  白い芯が表面に出ているニキビは押し出すとすぐに芯が出てきてくれます。白ニキビによくあると思いますが、赤ニキビの大きなやつでも見かけると思います。ただし、芯が出ても大きさが変わらないからといってその後も押し続けると、血が出てきてしまいますので芯だけを出したらすぐにやめてください。

 逆に赤く盛り上がった硬いニキビは、芯が中に閉じ込められてしまっている場合があり、無理に出そうとしても出て来ず腫れが増すことがあります。このニキビの場合は自宅での芯取りは無理なので皮膚科で芯取りをしてもらいましょう。

 黄色く膿んでしまったニキビの場合、本来なら何もせずに皮膚科の受診を行うべきでしょすが、膿んでしまったニキビは放っておいても後にニキビ跡やクレーターになる確率が高いので膿んでしまった部分だけを取るのも私は手だと思います。

  膿んだ部分は柔らかく潰れやすいので麺棒などですぐに取れると思いますが、出てきた膿みが他へ触れないよう注意が必要です。

 これらのケア方法は私の経験を元に紹介させて頂いたものですので、必ずしも効果があるとは言い切れません。ですが、これからのニキビケアに少なからず役には立つと思います。自分だけのニキビケアを見つけるための参考にして頂ければと思っています。